Sa.スチームエゼクター(STEAM EJECTORS)

スチームエゼクターは大気圧から1/1000mmHgabs.までの広い真空範囲に使用するように設計され、あらゆる化学工業の分野

例えば蒸溜、浸透、吸収、乾操、混合、真空輸送、真空冷却、水冷却、脱水等の装置に無数と言ってよい程多く使用されています。

構造、形状共に簡単で運動部分も無く、材質はあらゆる工業材料から製作されています。

多段式のもの(単段式の2つ以上の組合せ)は単段式で得られるよりもはるかに高真空の範囲で使用されます。
大気脚又は低水位操作のコンデンサー付多段式のものは単段式とコンデンサーの組み合わせで4、5、6段式となればさらに

ブースターエゼクターが加わります。

作動原理は「エゼクターについて」の項で説明したとおりで、コンデンサー付きの場合は蒸気は凝縮されますが空気等の

不擬縮性ガスは冷却されて排出されます。

現在では真空の高低に係らず、他の回転式真空ポンプは噴射式ポンプ(エゼクター)に置き換えられつつあります。
その理由はスチームエゼクターの構造および操作が簡単なこと、そして水蒸気、腐食性ガスを高真空下で多量に抽出し得る

能力があるからで、さらに重量が軽く、設置が簡単、設備費が低い等のこともあります。

 

スチーム工ゼクターの構造例

 

バロメトリックコンデンサー付2段式スチーエゼクターの設置例
 

 

日本エゼクターエンジニアリング株式会社
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